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インディーズ界のミューズ・杉野希妃、主演作をアジアから世界に発信

2011年10月23日 20:17

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舞台挨拶に立った杉野希妃
舞台挨拶に立った杉野希妃

[映画.com ニュース] プロデューサーとしても活躍する気鋭の女優・杉野希妃が10月23日、第24回東京国際映画祭・アジアの風部門に出品された「マジック&ロス」「避けられる事」の舞台挨拶を、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテで行った。両作で主演した杉野は、「マジック&ロス」の質疑応答ではファンからの質問に丁寧にこたえ、「大きなスクリーンで体感してほしい」と笑顔でアピールした。

杉野は大学在籍中から女優として活動をはじめ、日本、韓国の監督とタッグを組み、アジア映画の魅力を世界に発信している。同映画祭では、“アジア・インディーズのミューズ”として特集され、深田晃司監督作「歓待」や最新作「大阪のうさぎたち」など出演5作品を上映する。

短編「避けられること」でメガホンをとったエドモンド・ヨウ監督は、早稲田大学大学院に留学している現役学生監督。2009年に製作した短編「kingyo」が、ベネチア国際映画祭で上映された経験を持つ。「避けられる事」は“自伝”的作品だそうで、「10年くらい前の高校生時代に、自分が経験し、味わった気持ちを映画化しました」。モノクロとカラーを織り交ぜた21分間の映像で、同級生の事故死をきっかけに再開したふたりの女性の姿を通して“喪失”というテーマに挑んだ。杉野と共演したタレントの篠原ともえが、テレビ番組とは違った大人の色気ある表情を見せたことでも話題を呼んだ。

マレーシア出身のヨウ監督は、「マレーシア人として日本人を描くことはしたくなかった。日本の文化をそのまま撮りたかったので、クルーもキャストも日本人にしたんです」と明かした。ヨウ監督の信念に対し、杉野は「日本の監督は撮影場所や脚本をきっちりしないと気が済まないという人がいるけれど、エドモンドは自由。東南アジア的なつくり方をさせていただきました」と語った。

来月に全国公開を控えた「マジック&ロス」のリム・カーワイ監督は、マレーシア出身で大阪大学、北京電影学院に留学したグローバルなキャリアを持つ。今作では、杉野をはじめ「息もできない」のヤン・イクチュンキム・コッピが出演。香港リゾート地のムイウォを舞台に、島の魅力にとらわれた3人の男女を描くことで、“生”と“死”を表現。

当初はバカンス映画を企画していたそうだが、「ロケに行くうちに(霊的な力を)感じて、直観をもとに発展しました」(カーワイ監督)。杉野も「ムイウォに足を踏み入れたときに、霊がきたような感じがしたんです。撮影中は変な音も聞こえたけど、私も自然とそれを受け入れてしまうんです。土地の力なのかな?」と神秘的な体験が作品にも反映されたようだ。

さらに杉野は本編後半で、共演のコッピとのラブシーンにも挑んだ。ラブシーンの描写に厳しいマレーシアでの公開について質問が飛び出すと、「陰と陽がひとつになる大切なシーンなので、そこをカットしてまで上映はできないですね」と作品への強い姿勢を語った。

マジック&ロス」は、11月5日から全国で公開。

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