小林聡美、「東洋の魔女以来」の回転レシーブにご満悦
2011年10月22日 13:25
「かもめ食堂」「めがね」などの製作チームによる最新作で、自分の生き方に疑問を感じ始めた女優トウコが、東京の各所での小さな出会いを通じて生きる意味を取り戻していく姿を優しく描き出す。
小林と加瀬の共演は4度目。今回、2人は劇中で「この一連のシリーズで、もしかすると初めてのアクションシーン」(中村監督)という“エア・バレーボール”を披露している。バレー経験者の小林は「子どもの頃から今と身長が変わらなかったのでエースアタッカーでした。“小さな巨人”というか、そのときは普通に巨人でした(笑)」と胸を張る。
このシーンのためにバレーの練習日まで設けられたそうで、小林が「加瀬くんはものすごく真剣にやっていましたよ。私が着いたときには既に回転レシーブが出来ていましたから。久々に見ましたね、回転レシーブ。“東洋の魔女”以来ですね」とニッコリ。すかさず加瀬から「全然、わかんないんですけど」とツッコミが入るひと幕も見られた。完成披露試写会で「加瀬くんとは夫婦漫才ができる」と語っていた小林だが、その言葉通りの息の合った掛け合いを見せ、会場の笑いを誘っていた。
映画初出演を果たした黒木は人生初の初日舞台挨拶に緊張の面持ち。劇中、動物園を舞台に“ツチブタ”という珍しい動物について小林と語り合う。映画の中では姫路の動物園にしかいないと説明されているため「いつか見に行きたいんですが……」。松本監督から、「上野動物園にもいます」とあっさり明かされ「じゃあ見に行きます!」と顔をほころばせていた。