ミュージカル映画の名作「ウエスト・サイド物語」が特典満載で初BD化

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きに、ニューヨーク・マンハッタンのスラム街を舞台にリフをリーダーとするイタリア系のジェット団とベルナルドが率いるプエルトリコ系のシャーク団の抗争と悲恋を描いた大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを映画化。ベルナルドの妹・マリア（ナタリー・ウッド）はシャークのメンバーに連れられてダンスパーティに出かける。マリアはそこで青年トニーに心を奪われるが、トニーは対立するジェット団の元リーダーだった……。

後に「サウンド・オブ・ミュージック」（65）でもその手腕が高く評価されたロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが共同で監督を務め、迫力あるダンスと当時のクラシック界をけん引していたレナード・バーンスタインによる音楽で、刹那（せつな）的に生きる若者たちを描き世界的に大ヒット。50～70年代の各国の名作を再上映する「午前十時の映画祭」でも全国巡回上映され、新たなるファンを獲得し、世代を超えて愛され続けている名作だ。

今回、HDデジタル・リマスター版でブルーレイ化される限定コレクターズボックスの特典は、楽曲の作詞を手掛けたスティーブン・ソンドハイムによる14曲の解説、ダンスシーン7種のメイキング、40ページのブックレット、映画館に展示用に作成された世界各国のロビーカード・セット10枚のほか、目玉となるのが劇中の名曲8曲を豪華アーティストがカバーしたトリビュートCD。ジュリー・アンドリュース（「I FEEL PRETTY」）、ジョナサン・バトラー＆デイヴ・グルーシン（「MARIA」）、シャルロット・チャーチ（「SOMEWHERE」）らが参加している。

『「ウエスト・サイド物語」製作50周年記念版ブルーレイ・コレクターズBOX』（6980円、豪華アウターBOX＆BD＋CDデジパック収納）は、12月16日発売。