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小林聡美、加瀬亮とは「夫婦漫才ができそう」

2011年10月17日 20:25

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「東京オアシス」完成披露試写会に登場した小林聡美ら
「東京オアシス」完成披露試写会に登場した小林聡美ら

[映画.com ニュース] 「かもめ食堂」「めがね」などを手がけてきたプロジェクトチームの最新作「東京オアシス」の完成披露試写会が10月17日、東京・スペースFS汐留で行われ、主演の小林聡美加瀬亮黒木華原田知世が舞台挨拶に立った。

小林と4度目の共演となった加瀬は、「どんなときでも前を向く人なんだと改めて思った。今回、結構大変な現場で寝る時間も少なかったけれど、前向きで明るく取り組む先輩」と最敬礼。ただ、“無言の圧力”をかける小林にタジタジの様子で「言わせているじゃないですか(笑)」と会場の笑いを誘った。一方の小林は、「(加瀬とは)夫婦漫才ができそう。物言いが多い俳優さんだけれど、こういう人がいると現場がしまるんです」と語った。

小林演じる主人公トウコと各キャラクターの物語を、アンソロジー形式で描く。4人が共演するシーンはなく、それぞれが小林との撮影に臨んだ。小林は、初共演の原田を「同じころにデビューしたけれど、そのころに“時をかけていた”姿と変わらず、リラックスしていて小鳥のように可憐な大人の人」と絶賛。原田も「9ページくらいを1カットで撮影する長回しだったけれど、聡美さんが自然体なので変な緊張もなかった。一緒の撮影は1日だけだったけれど、濃密な時間を過ごせました」と述懐した。

場所が人に与える影響をテーマにした同プロジェクトチームに参加してきた小林、加瀬は「なぜこういうタイトルになったのかを考えながら見てほしい」(小林)、「人の出会いの数だけ違った筋書きができると思うので、この映画を通じてひとりひとりの物語が広がればいいな」(加瀬)とアピールした。

松本佳奈中村佳代が共同でメガホンをとり、白木朋子を加えた3人で脚本を執筆した。人々がせわしなく生活する都会・東京を舞台に、女優トウコが人々との出会いを通して、自分の進むべき道を見つめ直す姿を描く。

東京オアシス」は、10月22日から全国で公開。

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