アカデミー賞外国語賞ノミネートの話題作 監督がカナダから来日!
2011年9月28日 13:04

[映画.com ニュース] 第83回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、カナダ映画「灼熱の魂」のドゥニ・ビルヌーブ監督が来日し9月27日、カナダ大使館で行われた試写会で観客の質問に答えた。
本作は、レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲を映画化したもので、地元カナダのトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞を受賞したほか、世界各国の映画祭で高い評価を受けている。
カナダで暮らす、どこか影を持った中東系カナダ人女性ナワル・マルワンは、世間に背を向けて生き、実の子である双子のジャンヌとシモンにも心を開くことはなかった。そしてナワルは、遺言とジャンヌたちがそれまで存在を知らなかった父と兄宛に手紙を残し、この世を去った。遺言に導かれ、ふたりは母の祖国を訪れる……。
劇中では特定の国名は伏せられているが、中東でのシーンはヨルダンで撮影が行われた。ロケについて「ヨルダンの関係者から歓迎を受け、あたたかい撮影になった。ヨルダンの方はもちろん、レバノン、パレスチナ、シリア、イラクの方にも出演していいただいた。真のアラブ文化が反映できたのでは」と話し、空爆や放火などインパクトの強い紛争シーンは「この作品はアメリカ映画ではないので、低予算映画です。創意工夫を要求されました」と撮影の苦労を明かした。
原題「INCENDIES」は、仏語で「火事」という意味。「世界各国で様々なタイトルがつけられるのが興味深いです。スカンジナビアでは『ナワルの秘密』、イタリアでは『歌う女』です」と他国の例を挙げ、邦題「灼熱の魂」の感想を問われると「オリジナルに近く、詩的な解釈ができる最高の訳だと思う」と絶賛した。
「灼熱の魂」は12月、TOHOシネマズシャンテほかで公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“究極の推し活”を知ってますか?
大好きな俳優が出てる映画を「製作費提供」で応援できる!! これ革命的すぎますよ…!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

個人的に“過去最高”!!
【たった“1秒”が爆発的に話題になった映画】実際に観たら…全てが完璧、全編がクライマックス
提供:ワーナー・ブラザース映画

名作映画に新風、吹き込む!
【大人気企画】過去の名作を新たな日本語吹き替えで…一挙に放送!(提供:BS10 スターチャンネル)