ラース・フォン・トリアー「ナチス擁護発言」謝罪を撤回
2011年9月22日 14:30

[映画.com ニュース] 今年5月のカンヌ映画祭で、「ヒトラーに共感できる」などと発言し非難されたデンマーク映画界の奇才ラース・フォン・トリアー監督が、表明していた謝罪を自ら撤回した。
事の発端は、カンヌ映画祭コンペティション部門に出品したキルステン・ダンスト主演の新作「メランコリア」の会見上で、トリアー監督が「ナチスに傾倒していた」「ヒトラーの気持ちも少しは理解できる」と発言し、物議を醸したもの。トリアー監督はすぐに謝罪声明を発表したが、同映画祭はただちに同監督の追放処分を決定した。
その後もたびたび謝罪の言葉を口にしていたトリアー監督だが、米GQ誌最新号のインタビューで「謝罪や悔恨の念は本心ではなく、自分に対して不誠実なもの」と発言し、謝罪を撤回した。そして、「言って良いことや悪いことがあるとは思っていない。何を言おうと、それが自分自身であるということ。発言を謝罪するということは、自分の存在を否定するに等しく、それをすれば私は人として壊れてしまう」と自身の考えを吐露した。
さらに「ジョークのつもりだったが、そう受け止められないような言い方をしたことに関しては申し訳なく思っている。ただし、ジョークを言ったことは後悔していないし、発言を謝罪するのは自分の性質に反する。しかし、そもそもそう考える自分の精神が病んでいるのかもしれないね」と話した。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

“タイムリープ映画”好きは1000%ハマる“絶品”
【映画ファンのスイートスポットど真ん中】「時をかける少女」「BTTF」好きはとにかく観て!!
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

辛口批評サイト98%超高評価!
これスゴイ…「ジョン・ウィック」×「ビーキーパー」×「M:I」×おばあちゃん!?!?!?
提供:パルコ

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹