板尾創路、事務所には内緒でバイクスタントに挑戦!
2011年9月7日 20:29

[映画.com ニュース] 異色のロボットヒーロー映画「電人ザボーガー」の公開に先駆け9月7日、都内の劇場で先行上映が行われ、井口昇監督をはじめ主演の板尾創路、古原靖久、山崎真実、きくち英一が舞台挨拶に登壇。ザボーガーも駆けつけ、詰めかけた特撮ファンの喝采を浴びた。
オリジナルは1970年代半ばに放送された全52話の特撮テレビシリーズ。秘密刑事の大門とその相棒もロボットである電人ザボーガーが悪に立ち向かうさまを、青年期と25年後の2部構成で描く。
この日、キャスト陣は劇中の衣裳で登場。板尾は11歳のときにテレビシリーズを見ていたというが、今回の映画化のオファーを受け「47歳(撮影当時)のおっさんがアクションヒーローの主演になれるって、なんて素晴らしい脚本だと思った」と述懐。劇中、果敢にバイクを操るシーンもあるが「事務所には内緒ですが、できるところは自分でやりました」と胸を張る。
井口監督は壮年期の大門について「情熱がありそうじゃない人がいいと思い(笑)、全速力で走る板尾さんを想像して決めた」と配役の経緯を明かす。バイクスタントが事務所に内緒だったことは、この場で初めて知ったらしく「相当、危険なことをやらせていました」と恐縮しきり。板尾は「『どこまでやらす気だ? 調子に乗りやがって』と思いながらやってました」と毒づいた。
青年期の大門役の古原は監督から「青年期はオリジナルの完コピ(完全コピー)で行く」と告げられたという。「撮影中の1か月間、寝る前に毎日オリジナルのDVDを見ていた。空手の達人なので、スーツアクターの方に入門して研究しました」と並々ならぬ努力を明かした。
角のついたヘルメットにマント&セクシーコスチュームで登場したのはミスボーグ役の山崎。「この格好で話をするのは恥ずかしいです」とほほを赤らめつつ「サイボーグだけど女心を出さないといけないところが難しかった」と撮影を振り返った。
そして、テレビシリーズのほぼ全ての回に参加し、今回の映画にも出演しているきくちは、往年の刑事役さながらに拳銃を片手に登場。腰には当時使用していたというホルスターを巻き「37年の時を経て映画になってうれしい。ザボーガーもあのころよりも立派になって」と目を細めた。
放送当時5歳の井口監督は「平成の時代にアイツをよみがえらせることができてうれしい。胸がいっぱいで泣きそうです」と感無量の様子だった。
「電人ザボーガー」は、10月15日から全国で公開。
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