堺雅人、共演少女20人の私服姿「露出の多さにびっくり」
2011年8月26日 15:53

[映画.com ニュース] 作家・浅田次郎の初期作品を映画化した「日輪の遺産」(佐々部清監督)がこのほど公開される。堺雅人演じる陸軍少佐・真柴司郎らと、共に財宝を守り抜く勤労動員の少女20人との交流、祖国復興への思いを描いた人間ドラマだ。本作で初の軍人役を演じる堺が、作品について語った。
堺が演じる、近衛第一師団情報参謀に属する真柴は、職業軍人として司令部からの命令を忠実に遂行するという役柄。財宝を守るため、ともに行動する東京帝大卒のエリート主計中尉・小泉重雄を福士誠治、真柴と小泉の護衛役を務める歴戦の兵(つわもの)曹長・望月庄造を中村獅童、女子中学生20人を引率する、平和主義の教師・野口孝吉をユースケ・サンタマリアが演じる。
「真柴は、他の人たちに比べて鮮明なカラーが出ていないんです。いろんな人たちの間でうごめく役、それぞれの影響を受けながら戸惑ったりする役。その辺の歯切れの悪さは演じがいがあったかもしれません。他の登場人物と比べて、分かりやすい決断をしないところが面白い」と役どころを分析する。堺自身との共通点を問うと「共通点はありませんが、かくありたいなと思いました。判断を保留する強さ。分かりやすい回答に逃げない、それは非常に成熟した大人の魅力の様な気がします」と、真柴の美点を挙げる。
重いテーマの作品ゆえ、共演者とは他愛もない話をして現場での精神のバランスを取っていたという。「4人でそれぞれの役をそれぞれシャッフルしても面白いよねっていう話もしましたね」。
マッカーサーが残した財宝とともに、本作の象徴となるのは、勤労動員として召集された女子中学生20人だ。
軍人役の堺、福士、中村の3人に向かって敬礼をするというシーンで、中学生たちは一番好きな役者を見つめるように演出されたという。「後から福士さんに聞いてショックを受けました。そんな演出がされていたとは(笑)。みんな4人を均等に見ていると思ったので……もし真柴を見ている人がいたとしても、全然気づきませんでした」と照れ笑い。「一回みんなで、食事に行ったんです。服装の露出の多さにびっくりしました。まるで裸じゃないかって(笑)。(劇中の)もんぺに比べたら、水着でしたね」と、普段の女子中学生の私服姿に大いに驚かされたと明かした。
「日輪の遺産」は8月27日全国で公開。
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