加藤清史郎、三池監督次回作に「できればやりたい」と意欲
2011年7月22日 13:34
[映画.com ニュース] 三池崇史監督が人気ギャグ漫画を実写映画化した「忍たま乱太郎」が、7月23日から全国公開される。原作は、NHK教育でアニメ化され人気を集めた尼子騒兵衛の「落第忍者乱太郎」。忍者養成学校「忍術学園」を舞台に、エリート忍者を目指す乱太郎が忍者のたまご「忍たま」たちとともに、仲間を救うために大人の忍者の挑戦に挑む。主人公・乱太郎役を演じた、人気子役の加藤清史郎に話を聞いた。
加藤はNHKの大河ドラマ「天地人」などで俳優として活躍するほか、スパイク・ジョーンズ監督の「かいじゅうたちのいるところ」では声優を務めた。初となるアクションシーンに挑戦し、コメディ作品へ出演したことについて「今までは泣ける作品とかだけだったので、ギャグ漫画って面白いなって。キャラクターも面白いし」と振り返った。
松方弘樹、平幹二朗、鹿賀丈史ら出演者が特殊メイクを施し、アニメのキャラクターを忠実に再現している点も、同作の見どころだ。撮影現場でも各キャラクターのインパクトはかなり大きかったそうで、舞台「レ・ミゼラブル」で共演した鹿賀を「別人みたいですごかった」と驚きを隠せない様子。劇中で歌を披露した鹿賀の役作りは、「ミュージカル調に歌ってって監督さんに言われて、キャラクターを自分で作ったみたい。決められた感じじゃなかったんです」と明かした。
メガホンをとった三池監督は、「会うまではどんな監督なのかなあ、怖そうだなあとか思ってたんですけど、すごくさわやかで優しくて、面白いんです!」と話す。「たまにダジャレを言って笑わせたり、演技も細かく教えてくれた。自分でこんな風にやってって言って顔を作ってくれるんです」と撮影を通して演出を受けたようだ。
加藤は、小さいころから忍者が夢だったそうで「すごく面白い! 勇気200%もらえるような、あきらめない、あきらめちゃいけないっていうことを教えてくれる映画」と自信をのぞかせた。俳優という仕事については「僕はいろんな人に会えることとか、撮影自体が楽しいんですね。お芝居することが大好きで、いろんな人と知り合えてすごい楽しい」と真剣な面持ちで語った。そして、三池監督の次回作に「できればやりたいですね。優しい監督さんです」と目を輝かせた。
「忍たま乱太郎」は、7月23日から全国公開。