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常盤貴子&筒井道隆「神様の女房」で松下幸之助夫妻に

2011年7月17日 07:00

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松下幸之助夫妻に扮する常盤貴子と筒井道隆
松下幸之助夫妻に扮する常盤貴子と筒井道隆

[映画.com ニュース] 女優の常盤貴子と俳優の筒井道隆が、NHK土曜ドラマスペシャル「神様の女房」に主演することが明らかになった。一代で松下グループを築いた“経営の神様”松下幸之助と、その“神様”を生涯にわたり支え続けた妻・松下むめのさんの姿に焦点を当てる。

常盤扮するむめのさんは、淡路島の裕福な船乗りの次女として生まれ、19歳で幸之助と結婚。以降、松下グループの成長を夫とともに二人三脚で支え続けた。一方、筒井が演じる幸之助は22歳のころに松下電器器具製作所を立ち上げ、松下グループの創業者として時代のトップランナーとなる。ふたりのNHKドラマへの出演は、常盤が「TAROの塔」、筒井が「再生の町」での好演が記憶に新しい。

NHKエンタープライズの真鍋斎エグゼクティブプロデューサーは、常盤のキャスティングについて「むめのさんは、芯が強く母性にあふれた人物でした。そうした芯の強さと母性、加えて女性的なチャーミングさを併せ持った女優さんは、常盤貴子さん以外には考えられませんでした」と説明。さらに、筒井についても「幸之助氏は、あるひとつのことにとことん没頭する性格の人であったということです。そうした姿勢が、筒井さんのお芝居に対する姿勢と通じるものがあった」とコメントを寄せた。

原作は、高橋誠之助の同名小説。物語は大正4年、裕福な船乗りの次女・井植むめのが、親も家も財産も学問もない大阪の電気工・松下幸之助の結婚するところから始まる。貧乏生活ながらも、「成功するまではあきらめない。成功の秘けつは成功するまでやめないこと」を信条とする夫を、質屋に通い、得意の針仕事の内職でむめのは助けていく。事業の失敗と成功、戦争の混乱の中での浮沈を、ジェームス三木の脚本で、壮大なスケール感で描く。

7月11日に同局緑山スタジオでクランクイン。9月まで同スタジオをはじめ、京都、大阪、都内および近郊ロケで収録予定。ほか、松本利夫(「EXILE」のMATSU)、石倉三郎秋野暢子野際陽子津川雅彦らが出演。

「神様の女房」は、10月からNHK総合で毎週土曜に全3回で放送。

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