松下奈緒「ゲゲゲの女房」に続き竹下景子と“母娘”再共演
2011年7月15日 15:45

[映画.com ニュース] NHKドラマ10「胡桃の部屋」(向田邦子原作)の完成試写会が7月15日、東京・渋谷の同局で行われ、主人公の三田村桃子を演じる松下奈緒と、母・綾乃を演じる竹下景子が出席。ふたりは、昨年放送された連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で、義理の母娘を演じており「ゲゲゲがあったからこそ、変に緊張せず撮影に臨めた」(松下)、「今回は本当の家族役ですから他人行儀に見えてはいけない。ゲゲゲのおかげでいいアプローチができた」(竹下)と笑顔で“ゲゲゲ効果”を語った。
原作は今夏、没後30年を迎える向田さんが1981年8月22日、取材先の台湾で飛行機事故に遭い死去する5カ月前に発表した同名小説。80年ごろの東京を舞台に、リストラされた父親の蒸発を機に、バラバラになった三田村家のきずなを、生真面目で不器用な二女・桃子が取り戻そうと奮闘する辛口なホームドラマだ。共演に井川遥(姉・咲良役)、臼田あさ美(妹・陽子役)、瀬戸康史(弟・研太郎役)、蟹江敬三(父・忠役)らが顔をそろえる。
松下はもともと向田さんの大ファンで、「いただいた脚本と完成したドラマはまた違った印象。何より、私たちが三田村家族に見えたのがうれしい」と安どの表情。「桃子は一生懸命でひた向きだからこそ、せつなく悲しく見えてしまう女性。家族を含めて、温かく見守る目線で応援してほしい」とアピールした。竹下は「向田さんの鋭い人間観察から生まれるドラマに怖がったり、笑みがもれたり……。私自身、アップダウンが激しい役柄だが、桃子がよく面倒みてくれている」と“娘”の頑張りに感謝しきりだ。
竹下は、89年に東芝日曜劇場(TBS/当時は東京放送)で放送されたドラマ「胡桃の部屋」で主人公・桃子を演じた経験をもつ。「前回は単発ドラマということもあり、絵画で例えるなら水彩画。今回は連続ドラマで、人間関係も濃厚に描かれた油絵のような感じ。ですから(松下演じる)桃子もよりたくましく、とにかくパワフル」と太鼓判。松下は「いつか感想をお聞きしようと思っていたので、今日お話を聞けて安心しました」と胸をなで下ろした。
NHKドラマ10「胡桃の部屋」は7月26日午後10時から放送(全6回)。
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