岩井志麻子 ほろ酔いでゲンズブールの魅力を分析
2011年6月15日 21:11

[映画.com ニュース] 1991年に死去した、仏歌手セルジュ・ゲンズブールの半生を映画化した「ゲンスブールと女たち」公開記念イベントが6月15日、都内であり、小説家の岩井志麻子とゲンズブールと親交のあったメディアプロデューサーの立川直樹氏がトークイベントを行った。
ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキンら数々の美女と浮名を流し、破天荒な人生を送ったゲンズブールの生涯について、シャンパンを飲みながら意見を交わしたふたりは次第に口もなめらかに。「セルジュは取っ組み合いのけんかをしたことがないと思う」と立川氏が話すと、岩井は得意の下ネタに持っていき「ケンカっぱやい男は小さい。穏やかな男は大きいんです。急所が大きいとケンカを避けると思うので、セルジュも大きかったと思うんです。私の見立ては正しいんです」と持論を展開し、会場を笑わせた。
また岩井は、容貌へのコンプレックスと女性へのサディスティックな面を持ち併せていたというゲンズブールを「“オレ様”と“僕ってダメ”の混合系。こういうタイプは女にモテるんです」と分析。例えとして、元タレントの羽賀研二の名をあげ「私、ダイアモンド買わされそうになったことがあるんです」と暴露し驚かせた。
生前のゲンズブールを取材した立川氏は「セルジュに好きなことを聞いたら、『メイクラブ、ドリーム、スモーク、書くこと。そして死を待つこと』と言ったんです」と伊達男ならではのエピソードを披露し、ファンを喜ばせた。
「ゲンスブールと女たち」は全国で公開中。
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