瑛太&三池監督「一命」撮影時を振り返る
2011年5月20日 00:55
各国プレス約180人が駆けつけた会見には、三池監督と瑛太とともに脚本の山岸きくみ、プロデューサーのジェレミー・トーマスが出席。コンペ部門では初の3D上映となるが、三池監督は「私自身、初めて3Dでの撮影となったわけですが、日本独特の狭い空間にある奥行きを、3Dの技術を使い撮影したいと思いました」と振り返る。
主演ふたりについては、「海老蔵さんの“形(かた)”で作る演技と、瑛太さんの“感情の揺れ”が生む演技の出合いがありました。それは私が持っていないものでした」と称えた。一方の瑛太は、三池監督の現場を「とても厳しいという印象を受けていましたが、実際はユーモアがたくさんある方で、僕の質問にも丁寧に答えてくれた。常に瑛太はどんなものが出せるのか……と問われている気がして緊張の連続でした」と苦笑いを浮かべた。
また、自らの役どころについて「家族を守るために自分の命をかけた男・求女を演じ、人は自分の家族のためにどこまで出来るのかについて僕自身、考えさせられました」と真しに語った。
同作は、滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」をもとに映画化。62年には仲代達矢主演の「切腹」として劇場公開され、翌年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した孤高の名作だ。海老蔵、瑛太とともに、満島ひかり、役所広司という主演級の陣容がずらり勢ぞろい。貧しくても愛する人とともに生きることを願い、武家社会に立ち向かった誇り高きふたりの侍の生きざまを描く。
「一命」は、10月から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー