新海誠、最新作公開に「娯楽にしかできない役割がある」
2011年5月7日 14:40

[映画.com ニュース] アニメ映画「星を追う子ども」が5月7日に公開初日を迎え、新海誠監督と声優を務めた金元寿子、入野自由、井上和彦が都内の劇場で舞台挨拶を行った。
「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」などで広く支持を集めた新海監督の最新作。父の形見の鉱石ラジオから聞こえてきた不思議な歌にみせられた少女アスナが、“アガルタ”と呼ばれる地下世界を旅し、成長していく姿を描く。
2年間かけて完成させた新海監督は「ようやく、長かった仕事が終わった気持ち」とホッとした様子。また、「これまでの作品が日常生活を美しく描くというスタイルだったのに対し、今回はもう少し単純に映像と音楽と物語に身を沈めて楽しんでもらえる作品」とこれまでとの違いを強調する。
主人公のアスナの声を演じた金元は「アスナはいろんな経験をしますが、私もアスナと一緒に旅をするような気持ちで臨みました。共感していただける部分があればうれしいです」と強い思い入れを語った。
「千と千尋の神隠し」のハクの声で知られる入野は、劇中に登場する“クラヴィスのペンダント”を首にかけて登場。アスナが出会う不思議な少年シュンとその弟のシンの2役を演じているが「オーディションから監督のイメージがしっかりしていて、ぶれることがなく、素直に演じられた」と全幅の信頼を寄せた。
さらに新海監督は、東日本大震災に触れ「娯楽は衣食住に勝るものではないと思っていますが、娯楽にしかできない役割があると信じたい。この作品が少しでも皆さんの心のどこかに居場所を見つけることができれば幸せです」と満員の客席に向けて語りかけた。
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