白石美帆、デビューのきっかけは電車でのスカウト
2011年4月18日 20:17
[映画.com ニュース] 俳優の永井大と女優の白石美帆が4月18日、映画「阪急電車 片道15分の奇跡」のスピンオフ作品として、「LISMOドラマ!」で配信される出演作「阪急電車 片道15分の奇跡 征志とユキの物語」の舞台挨拶を都内で行った。
有川浩のベストセラー小説を実写化した映画本編で描かれることのなかった、原作の人気エピソードを全5話(各話5分)のドラマにした本作。図書館で幾度となく顔を合わせていた男女が偶然、帰りの電車に乗り合わせる。電車から見えるある光景がきっかけで2人は会話を交わすようになるのだが……。
心温まるストーリーについて、永井が「ピュアな気持ちで、思春期を思い出しながら演じていました」と照れくさそうに明かせば、白石も「演じているこっちがキュンキュンしていました」とニッコリ。撮影は実際に阪急電車で行われたが、永井は「電車を貸し切っての撮影は初めての経験でした。駅で、間違えて乗り込もうとするお客さんもいたりして(笑)。新鮮な気持ちで、よい緊張感の中で撮影できました」と述懐。一方の白石は「何に一番感動したって、駅からではなく電車の停留基地から、はしごを使って乗り込んだことですね!」と興奮気味に語った。
そもそも、白石の芸能界デビューのきっかけは「電車でのスカウト」だったそうで、電車への思い入れはひとしおの様子。「電車で人生が変わるようなことが起きるし、人とのかかわりが交錯する。阪急電車という限られた路線での人間模様を楽しんでください」と呼びかけた。同作は、映画の公開に先駆けて「LISMOドラマ!」で4月1日から配信中。映画は、4月23日から関西で先行公開され、4月29日から全国で公開。