三池監督、永作博美の授乳シーンに興味津々
2011年4月7日 21:31

[映画.com ニュース] 三池崇史監督が主催するイベント「三池崇史 presents 大人だけの空間」が4月7日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われ、第3回ゲストとして「八日目の蝉」に出演する永作博美が登場。同作を高く評価する三池監督とともにトークを繰り広げた。
角田光代の人気小説を映画化。幼い自分を誘拐した女に数年間育てられた主人公・恵理菜(井上)の数奇な運命を軸に、母性とは何かを問いかける。永作は不倫相手の子どもだった恵理菜を誘拐し、逮捕されるまで自分の子どもとして育てる希和子を演じた。
永作は「いろんな性(さが)を背負った女性たちの物語。男性がどのような反応をしてくれるか興味があったが、意外と皆さんが感動してくれている」。すでに同作を鑑賞したという三池監督は「感情移入とは違うすごみがあった。魂が震えたね。映画にはすごい力があると改めて実感した」と手放しの絶賛。「来年の映画賞を騒がせることは間違いない。確実に行くでしょうね」と早くも映画賞席巻を予言した。
その三池監督は、永作が誘拐した赤ん坊に、出るはずもない母乳を与えようとするシーンに興味津々。「現場にいたかったなあ。おれが演出したかった」と本音をもらし、永作が「あ、ありがとうございます」と苦笑する場面も。メガホンをとった成島出監督は「求めるものに達しなければ、もう1回、もう1回とテイクを重ねた。欲張り屋さん」(永作)だといい、三池監督も「真面目そうだもんね。おれとは違うタイプだと思う」と笑わせた。
また、3月11日に発生した東日本大震災を機に「映画界は少し元気がなくなっているが、僕らは淡々、粛々と映画の完成を目指すだけ」と決意を新たにし、「こうした時期だからこそ、外に何か働きかける以上に、内側で自分自身の立ち位置と進むべき方向を見定めるべき。この映画もそんな機会になるはず」。永作も「希望につながる映画にしたかった。力強い作品になったと思うし、見ていただければ、また頑張ろうと思ってもらえるはず」と語った。
「八日目の蝉」は、4月29日から全国で公開。
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