工藤静香、100号サイズのブッダに挑戦「安らぎを感じる」
2011年3月30日 20:29
[映画.com ニュース] 片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀が3月30日、美術展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 手塚治虫と四大巨星」でポストカードとして販売する作品を、東京・芝のザ・プリンス・パークタワー東京で発表した。
映画「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」とのコラボレーションで開催される同展覧会。NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の収録で欠席した石坂浩二と登壇した3人は、同展に作品を展示する。この日、発表されたポストカードの収益は、東日本大震災の被災地へ義援金として寄付されるという。
映画は、手塚治虫が10年間の歳月を費やしたコミックス「ブッダ」を、吉永小百合、堺雅人らが声優を務め映画化。身分制度に心を痛めるシャカ国の王子シッダールタの葛藤(かっとう)を、青年チャプラや盗賊の少女ミゲーラたちとの交流を通して描く。
東北地方で11年間パーソナリティを務める番組をもつ片岡は、「今回のタイミングで仏画を描くということは、単なる偶然ではない。ミッションを感じました」と真しな眼差(まなざ)し。そして、「ブッダを知ることで震災をより深く受け止められるようになった。つながっている命をみんなで支えて頑張らなければいけない」と力説した。
工藤は、参加アーティストの中で最大サイズ100号の制作に挑戦。「正直、ブッダの存在があまりにも偉大すぎて自分にはできないのではないかと思いました」と胸中を吐露。作品に関しては、「自分自身で見ても安らぎを感じるので、少しでも力になるのなら被災地へ寄付したい」と語った。一方、八代は「私流のブッダは無償の愛を与える母であり、父であり、子ども。自分にできる音楽と絵で、さまざまな愛を表現していきたい」と決意を新たにした。
「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」は、5月28日から全国公開。「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 手塚治虫と四大巨星」は、3月31日~4月17日、東京タワー・フットタウンのタワーギャラリー333で開催される。