神山健治監督「攻殻機動隊」の飛び出す3Dに自信!
2011年3月26日 15:42

[映画.com ニュース] アニメーション映画「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」が3月26日に公開初日を迎え、神山健治監督が新宿バルト9で行われた舞台挨拶に登壇した。
人々の意志が電脳でつながれた未来を舞台に、複雑化する犯罪の根を事前に除去する目的で設立された内務省直属の「公安9課」、通称“攻殻機動隊”がさまざまな事件や問題に立ち向かう姿を描いた「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」シリーズ第3作を、3D化した。
入場収入の一部が、11日に起こった東日本大震災の被災者のために寄付されるほか、神山監督と中村悟総作画監督の書き下ろしによる支援Tシャツが映画公式サイトなどを通じて販売されており、この収益も全額寄付される。神山監督は、「大変な時期ですが、こうして初日を迎えられてうれしく思います。そして、こうして多くの方が集まってくださったことに感謝します」と挨拶した。
本作の3D化のきっかけとなったのは、世界歴代興行収入を塗り替えたハリウッド大作「アバタ―」の存在。神山監督は、「僕も劇場で見て衝撃を受けました。師匠の押井(守)さんはしきりに『負けた』と言っていまして、『戦ったこともないのに……』と思っていました(笑)」と述懐した。そして、「日本でもこういうものがつくれないかということで、オファーを受けました」と明言。“観る人を電脳化する”と銘打たれた本作の3Dだが、「衝撃を与えたい」という意向で、あえて現在のハリウッドの主流である“奥行き”を描くタイプではなく、“飛び出す”3Dを重視。監督は劇場の真ん中あたりの通路を示しつつ「そのあたりまで飛び出ると思います」と不敵な笑みを浮かべていた。
関連ニュース






「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume3、10月29日配信!神山健治総監督による初のシリーズ作品制作も決定【スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025】
2025年4月20日 14:41
映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント