小藪千豊、出演作「学校II」を思い入れたっぷりに述懐
2011年3月21日 14:07
[映画.com ニュース] 山田洋次監督作「学校 II」が3月21日、第3回沖縄国際映画祭のカウントダウンイベントで特別上映され、お笑いタレントの小藪千豊、「ガレッジセール」の川田広樹とゴリ、「2丁拳銃」の川谷修士と小堀裕之らが、メイン会場となる那覇・桜坂劇場でトークショーを行った。
「学校II」(1996)は、93年に発表された「学校」と主演、テーマ、物語、構成は同じだが、舞台と主人公が変わっている姉妹編的な作品。北海道の高等養護学校を舞台に、重い障害を持つ生徒と軽い障害を持つ生徒の交流・葛藤(かっとう)、就職問題などを絡めながら入学から卒業までの3年間を描く。主演は西田敏行で、吉岡秀隆、浜崎あゆみらが共演している。
同作に出演した小藪は、「僕が出ていないシーンは本当に感動的な作品になっている」とニヤリ。撮影では、舞台となった養護学校の卒業生が実名で出演していたそうで、「どうやって仲良くなったらいいのかわからなかったけれど、巨人ファンやってん、その子」と振り返った。
クランクインとともに仲良くなり、最終的には小藪を「師匠!」と呼ぶようになったという。「むっちゃ懐いてくれて、朝になると『師匠! 朝です!』と起こしに来てくれるんです。休みの日もドアをたたき続けるんで、きつかったなあ」と思い入れたっぷりに話した。それだけに、「ギャラを2.5倍くらいもらってもいいくらい頑張った。エンドクレジットでは、僕の名前がどこで出てくるかに注目してくださいね」とアピールも忘れなかった。
第3回沖縄国際映画祭は、22日に開幕し27日まで。
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