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ジョニー・デップ8度目の来日「キディランド大好き!」

2011年3月3日 15:10

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約1年ぶり、8度目の来日となったジョニー・デップ
約1年ぶり、8度目の来日となったジョニー・デップ

[映画.com ニュース] ジョニー・デップアンジェリーナ・ジョリー共演の映画「ツーリスト」の来日会見が3月3日、都内で行なわれ、デップとフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が出席。約1年ぶり、8度目の来日となるデップだが、日本の菓子とおもちゃの大ファンだと明かし「キディランド大好き! 誰かに追い出されるまでいるよ」と話し、場内を沸かせた。またドナースマルク監督は、デップが前回の来日時にキディランドで購入した袋いっぱいのおもちゃを自身の子どもにプレゼントしてくれたというエピソードを披露した。

今回初共演したジョリーについては「いろんな側面があり、素晴らしい女優。地に足が着いた、頭の良く、おもしろい女性で、ショックを受けるくらい素晴らしい母親」と絶賛。ジョリーとの激しいラブシーンも見どころだが、パートナーのバネッサ・パラディの感想を求められると「僕はこの映画を撮っていない、覚えていないと言った。存在していないので(パラディは)見ていません。僕はその話題は避けました」と明かし、笑わせた。

デップは本作で、地方出身の数学教師フランクを演じる。「監督のファンでもあったし、アンジェリーナのファンでもあった。真面目で普通の人間を演じられる機会だと思った。普通の人が持つおもしろさや奇妙さを出せると思った」と、オファーを受けた経緯を説明。そして、「普通の人間、ハイパーノーマルには狂気に近いものがあるのでは、普通の定義とは何かなど、監督と良く話し合った。普通さを追求してみようと取り組みました」と役づくりについて語った。

デップは撮影中、常にアドリブを行っていたと話すドナースマルク監督は「ジョニーはこれまで極端な役も多いが、普通がクレイジーになる可能性を持つ、非常に微妙な演技ができる。芸術的で、娯楽作品だと思って見た人は驚かされるだろう」と演技力を称えた。また、続編については、「今ここで約束します。もし続編があれば東京、日本で撮ります」とリップサービスも飛び出した。

ツーリスト」は、アカデミー賞ノミネート作「善き人のためのソナタ」のドナースマルク監督が、仏映画「アントニー・ジマー」(2005)をリメイクした作品。イタリアへ傷心旅行にやって来たアメリカ人のフランク(デップ)は、ナゾの美女エリーズ(ジョリー)と運命的な出会いを果たす。しかし、彼女と恋に落ちたフランクは、いつしか巨大な陰謀に巻き込まれ、警察やギャングに追われるはめになる。

ツーリスト」は、3月5日から全国で公開。

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