アンジェリーナ・ジョリー、リビア難民支援を訴える
2011年3月3日 17:11
[映画.com ニュース] 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務めるアンジェリーナ・ジョリーが、リビアとコートジボワールの難民支援を訴えた。リビアは最高指導者カダフィ大佐の政府側と反政府派の衝突が激化の一途をたどる一方、コートジボワール共和国では大統領が2人存在する異常事態になっており、内戦状態の寸前にあると言われている。
アフガニスタンのカブールを訪問中のジョリーは、北アフリカおよび西アフリカで発生しつつある難民に手を差し伸べるべきだと声明を発表。「新たな反乱や衝突のうねりが起きているなかで、すでに人々の大移動が起きており、今後ますます大きくなるでしょう。世界は今、この問題に対処しなくてはなりません。人々に安全なルートを確保し、必要なら脱出を手助けし、保護するのです。後になって、私たちの手が彼らの血で染まってしまう前に、手を尽くすべきです」
ジョリーは、2001年にUNHCR親善大使に任命された。以来、20カ国以上の国や地域を訪問。ハリウッドの人気女優として第一線で活躍する一方で、一貫して難民支援に取り組んでいる。