「SUSHI TYPHOON」夕張に上陸 各監督も意欲満々
2011年2月27日 12:30
[映画.com ニュース] 日本映画史上初となる、海外配給専門レーベル「SUSHI TYPHOON」の作品発表会見が2月25日、開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で行われ、千葉誠治監督、西村喜廣監督、坂口拓監督、山口雄大監督、井口昇監督らがそろって出席した。
同レーベルは、北米など海外をターゲットに“世界の映画ファンが見たいと思う日本映画”を提供するために結成。誕生は、「片腕マシンガール」(2008/井口監督)や「東京残酷警察」(08/西村監督)の作品に海外のファンが熱狂し、驚異的なDVDセールスを打ち立てたことがきっかけ。すでにアメリカでは同レーベル作品の人気は高く、上映館の外にまで反響が聞こえるほどの盛り上がりをみせているという。
夕張では、「AVN -ALIAN VS NINJA-」(千葉監督)、「HELLDRIVER」(西村監督)、「極道兵器」(坂口監督・山口監督)、「DEADBALL」(山口監督)の4作品が、“ゆうばりチョイス:日本映画”部門でジャパンプレミア上映となる。さらに、4作すべてが7月に東京・銀座シネパトスほか全国で公開されることを発表。千葉監督は、「今後もシリーズものをつくっていく予定」とさらなる意欲をみせた。
また、今後のラインナップに三池崇史監督の名前も挙がっていることもあり、同レーベルの千葉善紀プロデューサーが三池監督に生電話。本当に同レーベルで映画を撮ってくれるのかという問いかけに、「最近はおとなしい映画ばかりなので、そろそろ爆発したいなと思っている」と快諾するコメントが、場内にライブでアナウンスされた。