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「ヘヴンズストーリー」ベルリン国際映画祭で2冠

2011年2月21日 16:56

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「ヘヴンズストーリー」の一場面
「ヘヴンズストーリー」の一場面
(c)2010ヘヴンズ プロジェクト

[映画.com ニュース] 第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された「ヘヴンズストーリー」(瀬々敬久監督)が、国際批評家連盟賞、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。

瀬々監督は「3大国際映画祭であるベルリン国際映画祭で2つも賞をいただけたことは大きな喜びです。日本はアジアの一員だということをいつも意識して映画をつくっています。そんな中、今回賞をいただき、大変喜んでいます。これを励みに今後も頑張っていきたいと思います」と喜びのコメントを寄せた。

日本作品の国際批評家連盟賞の受賞は2009年の「愛のむきだし」(園子温監督)、10年の「パレード」(行定勲監督)に続き3作目。アジア映画の世界普及と、アジアの映画人のネットワークづくりを目的として設立された団体「NETPAC」会員が選出するNETPAC賞は、08年に若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が受賞している。

本作は、家族を殺された幼い娘、妻子を殺された若い夫、ひとり息子を育てながら復しゅう代行を副業にする警官などを中心に、20人以上に登場人物が、複数の殺人事件をきっかけにつながっていく11年間の様子を全9章、4時間38分で描いた。

ヘヴンズストーリー」は、3月5日アップリンクで2週間限定凱旋公開されるほか、全国で順次公開。

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