ピーター・ジャクソン監督「ホビット」ようやく撮影開始
2011年2月8日 12:40

[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚となる、J・R・R・トールキンの小説「ホビットの冒険」の映画版「ザ・ホビット(原題)」の撮影が、ようやく3月21日にニュージーランドで開始されることがわかった。同国を拠点とする製作会社3フット7が、2月7日(現地時間)に発表した。
ピーター・ジャクソン監督が1月末に穿孔性潰瘍(かいよう)の治療で入院したため、2月中旬に予定されていたクランクインが延期されていた。昨秋には、ニュージーランドの俳優組合が同作との契約をめぐり出演者へボイコットを呼びかけ、撮影地移転の危機を招くなどした騒動が1カ月続いたため、ようやくの撮影開始となる。ジャクソン監督は声明のなかで「少し予定が遅れましたが、我々は再び完ぺきな状態で、撮影開始を心待ちにしています」と語った。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで重要な役割を果たす指輪を手に入れる、ビルボ・バギンズの冒険を描く2部作。英俳優マーティン・フリーマンがバギンズを演じ、アンディ・サーキス、イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェットらが、これまでのキャラクターを再演することが決まっている。ジャクソン監督は同シリーズ同様、フラン・ウォルシュらとともにプロデューサーも務める。第1部は2012年12月、第2部は13年12月に公開される予定。
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