「キングオブコメディ」舞台挨拶中にまさかの仲間割れ
2011年2月3日 21:21
[映画.com ニュース] 「キングオブコメディ」の高橋健一と今野浩喜が2月3日、映画「ちょんまげぷりん」のDVD発売を記念して行われた試写会で舞台挨拶に登壇。開運とDVDのヒットを祈願して豆まきを行った。
荒木源による同名小説を原作に、錦戸亮演じる侍・木島安兵衛が江戸時代から現代にタイムスリップし、ともさかりえ演じるシングルマザーのひろ子の家に居候しながらパティシエとしての才能を開花させていく姿を描く。劇場公開時は決して大規模での公開でなかったにもかかわらず、興行収入3億円のヒットを記録し、ともさかは第35回報知映画賞助演女優賞を受賞。今野は、ひろ子の部下の田中くん役で出演している。
豆まきのために、ふだん着の上に裃(かみしも)を着用という“着せられた感”いっぱいの姿で登場したふたり。映画にまったく出演していない高橋が真っ先にマイクを握り、「『ちょんまげぷりん』宣伝大使の高橋です!」と力強く宣言したかと思えば、今野は「『ちょんまげぷりん』で主役を演じた今野です」と挨拶し客席の笑いを誘った。
映画の感想を求められ高橋は「錦戸さんは侍が本当に似合ってるし、ともさかさんは笑いの感覚が素晴らしい! 『ああ、これは面白い映画が始まるな』という気持ちで見始めて少ししたら“ヤツ”が出てきてさめましたね」と隣りをチラリ。さらに「映画の中で今野が演じた田中くんはすごく嫌な奴として登場するけど、実際の今野はその5倍くらい嫌な奴です」「ムカついたのは撮影期間中、コントの仕事の控室で、セーラー服を着てスネ毛丸出しなのに、格好つけて台本を読み始めたこと」など次々と暴露。相方からの思わぬ“口撃”に今野もタジタジだった。
一方の今野は、映画の撮影を振り返り「ともさかさんが走って、それを追いかけるというシーンがあるんですが、ともさかさんはブーツなのに、めちゃくちゃ足が速くて追いつけなかった」と苦笑い。さらに、子役の鈴木福について「現場で初めて会ったとき、『関係者以外は入っちゃダメですよ』って言われました」と悲しいエピソードを明かした。それでも俳優業は気に入っているようで「金獅子賞がほしいですね、金獅子賞!」と連呼していた。
「ちょんまげぷりん」DVDは2月9日から発売。