真心ブラザーズ+奥田民生、妻夫木&松ケン共演作主題歌で初コラボ
2011年1月26日 06:00
今回の初コラボ曲は、妻夫木聡と松山ケンイチが初共演を果たす映画「マイ・バック・ページ」の主題歌になることが決定。ディランが自らの過去の内面的闘争を卓抜した歌詞世界で表現した名曲を、奥田が英語の原詞、真心ブラザーズのYO-KINGが日本語の訳詞で歌い分ける。
これまでにも数多くのアーティストがカバーしてきた同楽曲。真心ブラザーズも同様で、訳詩版はディラン本人の主演映画「ボブ・ディランの頭のなか」のオープニングテーマとしてサウンドトラックに収録されている。今回、新たに親交の深い奥田と共演して再録。奥田が「まごころこめてやりました!」と簡潔なコメントを寄せる一方で、真心ブラザーズは「素晴らしいです。泣けます。夢に出てきます。やせます。もてます。人気者になります」と意欲満々だ。
妻夫木と松山は、楽曲を聞いてすっかり気に入った様子。「いいことも悪いことも、今となってはいとしい。人から人へとつながる思い。心に響きました」(妻夫木)、「世界観にとてもあっていて素晴らしいです! とても光栄です!」(松山)と絶賛している。さらに、メガホンをとった山下敦弘監督は「僕の両肩に重くのしかかっていた“1960年代”という荷物を降ろしていただいて本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。
同作は、文芸・映画評論など多岐にわたる分野で活躍する川本三郎氏が、朝日新聞社の記者時代に経験した日々をつづったノンフィクション「マイ・バック・ページ 60年代の物語」の映画化。“社会の熱”に葛藤(かっとう)する記者と新左翼系のリーダーの交流を軸に、71年に起きた「朝霞自衛官殺害事件」にまで発展してしまう、激動の時代を駆け抜けた若者たちの姿を描く社会派青春ドラマだ。
「マイ・バック・ページ」は、5月28日から全国で公開。
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