「ソーシャル・ネットワーク」効果? 今年のFacebook広告収入は倍増か
2011年1月21日 11:41
[映画.com ニュース] 米アカデミー賞に向けた賞レースを独走する「ソーシャル・ネットワーク」で、その誕生秘話が描かれている世界最大のSNS「Facebook」の2011年の広告収入が、前年対比で2倍以上になるとの予想が発表された。
米リサーチ会社イー・マーケッターの報告によれば、11年のFacebookの広告収入は10年から118%アップの40億5000万ドル。12年にはさらに40%アップの57億4000万ドルに達する見込みだ。
ニューヨーク・ポスト紙によれば、イー・マーケッターは10年のFacebookの広告収入見積りも、爆発的な成長を理由に13億ドルから18億6000万ドルに上方修正している。特に米国以外での成長が著しく、12年には、初めて米国内とそれ以外の広告収入が同等になると予想。イー・マーケッターのアナリストは、同紙に「ほとんどの目覚ましい成長は海外市場におけるもので、禁止されている中国などを除く多くの国で最大手のSNSになっています」と述べている。
ジェシー・アイゼンバーグが創始者マーク・ザッカーバーグCEOを演じ、デビッド・フィンチャー監督がメガホンをとった「ソーシャル・ネットワーク」は、アカデミー賞の前しょう戦となる各映画賞を総なめに。1月16日に発表されたゴールデングローブ賞でも、映画ドラマ部門で作品賞を含む4冠に輝いている。