沖縄から来た15歳の中学生監督にCoccoがエール
2011年1月15日 14:11

[映画.com ニュース] 沖縄で暮らす14歳の中学生・仲村颯悟が完成させた長編監督デビュー作「やぎの冒険」の公開記念舞台挨拶が1月15日、東京・池袋テアトルダイヤで行われ、仲村監督と主題歌を歌うCoccoが登壇した。
那覇に暮らす小学6年生の少年が、冬休みに母の実家・今帰仁村に帰省。そこには2匹の子ヤギ、ポチとシロが飼われていたが、ポチが食用のために殺される様子を見て大きなショックを受ける。やがて売りに出されるはずのシロが行方不明になり……。沖縄で昨年9月に公開され、4万人を動員するヒットを記録。地元でのオーディションで選ばれた子どもたちをはじめ、平良進、吉田妙子ら沖縄で活躍するプロの俳優も多数出演している。
今月10日に15歳になったばかりの仲村監督は、前日まで期末試験だったそうで公開から1週間経っての待望の上京。「東京の皆さんに沖縄の文化がどう伝わったのか、ぜひ感想を聞いてみたいです」と緊張の面持ちで挨拶した。一番の苦労はヤギへの“演技指導”だったそうで、「県内で一番かわいいヤギだったんですが、頭が弱くて……。走らせるのが大変でした」と笑いを誘った。
また、仲村監督は周囲が無理だとあきらめるなか、Coccoに手紙を書き主題歌制作を直接オファー。当のCoccoは「いたいけな少年が何かを求めているなら、それに大人が応えてあげなくては」と快諾し、主題歌「やぎの散歩」を書き下ろした。「颯悟の年で、世間さまに足を止めてもらい、ちゃんと大人と向き合うという経験はなかなかない。本人は恐怖や不安もあるかもしれないが、これからも(映画製作を)続けて、進化してほしい。どんな風にグレるのか楽しみ」とエールをおくった。
仲村監督は沖縄市在住の中学生。幼いころからビデオカメラで30本近い短編を撮り続け、2009年には当時13歳にして沖縄観光ドラマコンペティションで、本作の土台となる短編「やぎの散歩」の脚本が選ばれ、自らメガホンをとった。次回作はジュゴンが登場する作品を構想しているという。
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