永瀬正敏、2週間で12キロ減量して役づくり
2011年1月14日 08:00
シリーズ累計発行部数150万部を突破した原作は、西原家で実際に起こったエピソードをもとに、漫画家のサイバラ、元戦場カメラマンの夫カモシダ、6歳の息子、4歳の娘が織り成す笑いあり、涙ありの日常生活を描く。
永瀬は、西原の夫だった故鴨志田穣さんに扮する。アルコール依存症で入退院を繰り返すが、離婚を機に一念発起。失ったものの大きさに気づき、完全隔離された病院へ転院し依存症を克服する。今回公開された写真は、退院したカモシダが全身をがんに侵され、抗がん剤によって毛髪が抜け落ちてしまった姿だ。
このシーンの撮影に際し、永瀬は2週間で12キロの減量に成功。食事制限を含む、ありとあらゆる方法で取り組んだという。さらに頭髪をそり落とし、まゆ毛をすべて抜いた。そんな永瀬を、原作者の西原は「鴨ちゃんぽい人ですよね、雰囲気が。『どのツラ下げて帰ってきたんだ感』みたいなものが、映画の中でばっちり出ると思います(笑)」と話していただけに、こん身の役づくりだったといえる。
永瀬と小泉は1995年2月22日に結婚し、04年2月22日に離婚した。元夫婦が映画、ドラマなどで夫婦を演じるのは異例中の異例。「ジミ婚」の走りとして若い女性から圧倒的な支持を得た2人が、離婚を経て円熟味を増した今、“戦友”として向き合った同作に大きな注目が集まっている。
「毎日かあさん」は、2月5日から全国で公開。