“70歳”浅丘ルリ子、映画「デンデラ」で女優50人とアクション挑戦
2011年1月8日 21:29

[映画.com ニュース] 天願大介監督、浅丘ルリ子主演の映画「デンデラ」が製作されることになった。老人役の女優50人が激しいアクションを繰り広げる衝撃作で、浅丘のほか倍賞美津子、山本陽子、草笛光子ら日本映画界を代表する豪華な顔ぶれが結集する。
同作は、佐藤友哉の同名小説が原作で、70歳をすぎた老人を山に捨てるという古代日本に残る「姥(うば)捨山伝説」が題材になっている。死んだと思われていたはずの老女50人が、さまざまな思いを抱えながら、過酷な自然状況のなかで集落を築き懸命に生き延びていたという設定だ。
姥捨山伝説といえば、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した故今村昌平監督の「楢山節考」(1983)が有名だ。今作では、今村監督の長男である天願監督がメガホンをとり、父親が世に放った問題作に対して新作で答えを出す。
日活のスター女優として一世を風びし、現在も一線で活躍する浅丘が演じるのは、自らと同じ70歳の主人公・カユ。「姥捨山に捨てられた50人のおばあさんたちが、いろんな工夫をしてみんなで生きようとする物語の面白さにひかれ、引き受けました」。それでも、「過酷な撮影現場のことを考えると躊躇(ちゅうちょ)する気持ちもあったんですが、このような題材で、しかも主役をやるという機会はなかなかめぐってくることではないので、やらせていただくことにしました」と説明した。
天願監督は、「見たことのない映画が撮れると思ったので引き受けました。見せ場だらけの力強い作品になると思います」と意欲満々。生死をかけた環境に身を置く老女たちの設定にリアリティを与えるため、撮影は厳寒の山形・庄内で行われている。
「デンデラ」は、6月25日から全国で公開。
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