キャリー・マリガン「ゴシップガール」を参考に役づくり
2011年1月4日 07:42

[映画.com ニュース] オリバー・ストーン監督が23年ぶりにマイケル・ダグラスと再タッグを組んだ「ウォール街」の続編「ウォール・ストリート」。前作のラストで逮捕されたカリスマ投資家ゴードン・ゲッコー(ダグラス)の娘ウィニーを演じるキャリー・マリガンが語った。
長い刑期を終えてニューヨークに戻ってきたゲッコーは、疎遠になっていた娘との関係を修復しようとするが、ウィニーは強欲な父親を毛嫌いしていた。一方、ウィニーの婚約者で、ウォール街で一旗揚げようとしている野心家の青年ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)は、ゲッコーにウィニーとの仲をとりもつ代わりにある計画への協力を仰ぐ。
マリガンは、「17歳の肖像」でアカデミー主演女優賞にノミネートされた若手実力派。父親とは正反対の道を歩む市民活動家ウィニー役のオファーを受け、「この仕事が怖かったし、怖かったからこそ引き受けたの。アメリカ英語のアクセントというのもチャレンジだし、映画のスケールがとても大きいこともチャレンジだった。だけどロサンゼルスのオリバーの事務所で脚本を読んだとき、すぐにこの役をやりたいと思った」と振り返る。
マンハッタンの高級住宅地アッパー・イースト・サイド出身のニューヨーカーという役づくりには、意外にも全米中のティーンから熱狂的な支持を集めるテレビドラマ「ゴシップガール」を参考にしたという。「実は『ゴシップガール』に夢中だった。あれは癖になる(笑)。iTunesで次々とダウンロードして見ていたわ」と今どきの女の子らしい一面ものぞかせた。
ダグラスをはじめ、ジョッシュ・ブローリン、フランク・ランジェラ、スーザン・サランドンら豪華ベテラン共演陣との仕事は「オリバーと組むことも含めてワクワクしていた。みんな素晴らしい俳優で、出番がなくてもただ撮影の様子を見るためにほとんど毎日セットに通ったわ。セットに行くと彼らが熱心に口論をしている。そんな日は決して見逃したくない」と刺激を受けたようだ。
マリガンが生まれた年に製作されたオリジナルも何度も見返しているそうで、「マイケル・ダグラスは強烈に格好よく、チャーリー・シーンもすごい。この映画も、オリジナルと同じタイプの力を持っていると思う」と分析。「私にとってこの映画は、価値基準と優先順位の決め方についての物語。男の人たちにとっては別の話でも、私には人が人生で価値を見出す話に思える。私はこの映画を、金融的な面からは見ていないの」と語った。
「ウォール・ストリート」は、2月4日から全国で公開。

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