危険な舞台版「スパイダーマン」に俳優たちの怒り爆発
2010年12月24日 15:56

[映画.com ニュース] 12月20日のプレビュー公演で再び負傷者を出した「スパイダーマン」のミュージカル版「Spider-Man Turn Off The Dark(原題)」に対し、ブロードウェイの俳優たちから激しい非難の声があがっている。
難易度の高い空中スタントなどを多用する同作では、リハーサル期間中にも数人が骨折などのケガを負っている。またプレビュー公演初日には、舞台裏で女優ナタリー・メンドーサに備品が直撃。脳しんとうを起こしたメンドーサは以来、治療のため公演を休んでいる。安全管理についてはかねて批判があったが、20日の公演中に俳優クリストファー・ティアニーが約9メートル落下し重傷を負ったことで、同業者たちの怒りが爆発した。
映画「RENT/レント」で知られる俳優アダム・パスカルは、SNS「Facebook」に「(演出の)ジュリー・テイモアを暴行の罪で刑務所におくれ!」と書き込んだ。またパスカルは、音楽を担当しているU2のボノとジ・エッジに対しても「役者に危害を加えるこのクソ舞台に出資したジュリー、ボノ、エッジらすべてのバカ者を訴えるべきだ」と攻撃している。
トニー賞女優アリス・リプリーは、ツイッターで「誰かが死ななきゃいけないの? 判断を下す人間がどこに一線を引いているのか不思議。まったく許されないことで、すべての職業俳優をはずかしめている」と主張し、多くのフォロワーを生んでいる。
事故後、新たな安全対策を講じるため、22日までのプレビュー公演は中止されている。これまで4回延期されている本公演は、2月7日にスタートする予定。
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