NYアート界のちょう児を描く初のドキュメンタリー「バスキアのすべて」
2010年11月1日 17:40

[映画.com ニュース] 1980年代のニューヨーク・アートシーンを席巻した、画家ジャン=ミシェル・バスキアに迫るドキュメンタリー「バスキアのすべて」の予告編が公開された。
17歳のとき、路上でのスプレーペイントからキャリアをスタートしたバスキア。ポップアートの旗手アンディ・ウォーホル(画家)に実力を認められ、瞬く間にトップアーティストの座にのぼりつめるが、薬物の過剰摂取により88年、27歳の若さで急死した。
本作は、バスキアの友人だったタムラ・デイビス監督が20年以上前に収録したバスキア本人の貴重な未公開インタビュー映像を軸に、ウォーホル、キース・ヘリング(画家・彫刻家)、ブルーノ・ビショフベルガー(アートディーラー)、ジュリアン・シュナーベル(映画「バスキア」監督)といった友人たちの言葉でつづられるバスキア初のドキュメンタリー。若くして才能を開花させ、著名人たちと交際するなど華やかな生活を謳歌しながらも、一方で人種差別に苦悩していたバスキアの光と影が映し出されている。
「バスキアのすべて」は12月18日公開。