「ヤマト」山崎貴監督、「はやぶさに勇気づけられた」と感激
2010年8月18日 21:34
[映画.com ニュース] 往年の名作SFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を初めて実写映画化する「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の山崎貴監督と、小惑星探査機「はやぶさ」に使用されたイオンエンジン開発に携わった宇宙航空研究開発機構の国中均教授が8月18日、東京・霞ヶ関の文部科学省「情報ひろば」で公開対談を行った。
同作は、西暦2199年、放射能汚染された地球を救うため、はるか14万8000光年のかなたにあるイスカンダル星を目指す宇宙戦艦ヤマトと、エースパイロットの古代進(木村拓哉)ら乗組員たちの戦いを描く。
「はやぶさ」は、地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワを探索し、打ち上げから7年を経て今年6月に地球に帰還。国中教授は、「とても遠いところまで行くというのも大変なんですが、一旦打ち上げてしまうと、人間の手で直すことができない。だから、いかに壊れないような機械を作り込むか、いかに壊さないように使うか、そして、問題が起きても直せるような第2、第3の手をどうやって用意しておくかというのが大変だったと思う」と世間を沸かせているプロジェクトについて述懐。そして、「私は子どものころにテレビで『宇宙戦艦ヤマト』を見ていました。オープニングテーマに『必ずここへ帰ってくると』というフレーズがありましたが、『はやぶさ』はまさにそれを地でいったなと思っています」と話した。
一方の山崎監督は、「日本はSF映画のジャンルで遅れをとっているので、新しいことを検証しながら実現させていかなければならないのがすごく大変。『はやぶさ』も限られた予算のなかでプロジェクトが進められていて、すごく親近感を感じました(笑)。アメリカ映画の何10分の1という予算しかないなかで、ちゃんと帰ってきた『はやぶさ』には勝手に勇気づけられています」と熱っぽく語った。さらに、「最近は宇宙への関心が薄くなってきているように思うので、今回の『はやぶさ』や、年末の『ヤマト』を見て、本当に素敵なところがあるんだということを認識してもらえる機会になれば」と訴えた。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は12月1日から全国で公開。
関連ニュース
【第97回アカデミー賞ノミネート全リスト】「エミリア・ペレス」が最多12部門13ノミネート!日本勢は伊藤詩織監督が長編ドキュメンタリー部門、西尾大介監督「あめだま」が短編アニメ部門に選出
2025年1月24日 00:02
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー