豊川悦司、池脇千鶴のひと言に「女心って難しいな」
2010年7月19日 15:11
原作は、藤沢周平の「隠し剣」シリーズの1作。独自に編み出した必勝の剣「鳥刺し」の使い手・兼見三左エ門(豊川)が、藩の政治に悪影響を及ぼす藩主の愛人を殺害したことから、巨大な陰謀に巻き込まれ、ピンチに立たされる姿を描く。前日に関東地方も梅雨明け。豊川は、本格的な夏の到来に「オレだったら海やプールに行っちゃう。こんな暗がりに(笑)来ていただき感謝しています」。池脇も、「私だったら、クーラーつけて家で寝ているかもしれない」と話し、早朝の上映回に駆けつけたファンに深々と頭を下げていた。
豊川は、クライマックス15分の殺陣シーンを「撮影にはのべ6日間かかり、結構つらかった。俳優陣、スタッフ陣の気持ちが自然とこもったいいシーンになった」と述懐。劇中、笑顔を見せるのは2シーンだけだったといい「三左エ門は感情を表に出さない人。でも能面ではダメだと思い、まゆ毛やちょっとした目線で心情をさりげなく表現した」と明かした。
池脇が演じる里尾は、三左エ門の亡き妻・睦江(戸田菜穂)の姪にあたるが、三左エ門への思いを募らせていく。「里尾は凛とした女性。彼女のように強く男性を支えられるか考えると……、私には無理かな」。自分の味噌汁が睦江の作る味に似ていたとほめられるシーンについて、「里尾にしてみれば、それがうれしいのか、悔しいのか。きっと複雑な気持ちだと思う」と語ると、豊川は「女心って難しいな」と苦笑いを見せた。
配給の東映によれば、この3連休で観客動員42万人、興行収入4億円を突破する見込みだという。
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