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豊川悦司の主演時代劇も“サムライブルー” 「サッカーファン見て」とPR

2010年7月5日 17:54

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日本代表としてモントリオール映画祭にも出品
日本代表としてモントリオール映画祭にも出品

[映画.com ニュース] 豊川悦司主演で藤沢周平の短編小説を映画化した「必死剣鳥刺し」の完成報告会見が7月5日、東京・丸の内の東京會舘で行われた。主演の豊川と池脇千鶴吉川晃司戸田菜穂村上淳関めぐみ岸部一徳平山秀幸監督、主題歌のalanが出席した。

同作は、藤沢の「隠し剣」シリーズの1作が原作。必勝の剣「鳥刺し」の使い手・兼見三左エ門(豊川)が、藩の政治に悪影響を及ぼす藩主の愛人を殺害したことから、巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描く。

豊川は、同作を「サムライブルーですね」とサッカー日本代表にたとえてPR。「ワールドカップで日本がこんなに活躍するとは思わなかったけど、代表の活躍によってサムライという言葉を日本人があらためて認識したときにこの映画が公開されるのも、ひとつのきっかけになるかと思う。本当に日本人で良かったと思う部分を感じてほしい。サッカーファンに見てほしいですね」と話した。

七夕にちなんで、大ヒットを願った短冊を飾った
七夕にちなんで、大ヒットを願った短冊を飾った

また、三左エ門の宿敵・帯屋隼人正を演じた吉川は「もう少し重心を低くしたほうが良かったかも。やんちゃな部分が出ないようにと思ったけど、どうしても出ちゃった(笑)。監督には別のキャラ(大河ドラマ『天地人』で演じた織田信長)が出ちゃっているぞと、少し怒られました」とニヤリ。豊川は、「吉川さん、マジで怖そうなんで、結構真剣に戦いましたよ(笑)」と振り返った。

そして、初の藤沢時代劇に挑戦した平山監督は、「どういう映画を作っていいかスタート時は見えなかったが、なんとか着地できたかなと思う。藤沢映画は武士の普通のことも描いているのが魅力。日常の静かな部分と、刀で切りあう部分とのバランスを考えて撮った」と話した。

必死剣鳥刺し」は、7月10日から全国で公開。

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