織田裕二、万感の「踊る3」初日 いかりやさんに思い馳せる
2010年7月3日 12:41

[映画.com ニュース] 織田裕二主演の大人気シリーズ最新作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」が7月3日、全国447スクリーンで公開。午前10時段階で、実写邦画史上最高となる観客動員1260万人、興行収入173.5億円を樹立した前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003)対比で94%を記録し、シリーズ3作品連続で興収100億円突破に向けて幸先の良いスタートを切った。
織田をはじめ、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小栗旬、本広克行監督らは、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1で舞台挨拶を行った。この日の様子は、東宝系列全国41スクリーンで同時生中継。劇場後方から登場し、客席の間を練り歩いて登壇した織田らは、大興奮のファンにもみくちゃにされる歓迎ぶりに笑みをもらした。
1997年にフジテレビ系の連続ドラマとして放送開始以来、“青島俊作”警部補(スタート時は巡査部長)を演じてきた織田は、「僕らも紆余曲折あったけれど、ようやく皆さんにお届けできる。この作品で、少しでも元気になってもらえたら」と言葉を選びながら話し、感慨に浸った。
前作から7年――。名コンビを組んできた和久平八郎役のいかりや長介さんが、04年3月20日に他界した。織田は、「僕らは次のことなど何も考えられず、止まってしまった」と述懐。それでも、「青島よ、いつまでそこにいるんだよ。お前らは作れるんだぞ、撮れるんだぞ。そんなことを言われている気がした」といい、続編製作へ向け動き出した。だからこそ、「オレたちなりに和久さんをおくり出す。そういうメッセージを込めたのが『踊る3』です。和久さんにも見てほしいな……」と言葉に力を込めた。
今作で、いかりやさん扮する和久の甥(おい)という役どころで出演を果たしたのが伊藤。6月23日には本広監督、脚本の君塚良一、フジテレビの亀山千広執行役員とともに、遺族の許可を得て、いかりやさんが眠る都内の墓前に報告しに行ったという。亀山氏は、「和久の名前を名乗るわけだから、けじめとしてご挨拶に行ったほうがいいということで一緒に行った」と明かした。
記録的な大ヒットを飾った前作は、全国408スクリーンで公開。亀山氏は、単純比較はできないとしながらも「やるからにはそこを目指したい。『踊る』に関しては、ほかの作品に負けたくないですから」と強調する。6月29日に行われた完成披露試写会で、織田が続編製作について言及したが「あれは僕らに対しての信号だと思う。週明け、反省会になるのか、次の話になるのか、まだ分からない」と語るにとどめた。
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