日曜洋画劇場44年の歴史で初のアニメ放送 「トイ・ストーリー2」が快挙
2010年6月24日 06:00

[映画.com ニュース] ディズニー&ピクサーの3Dアニメ映画「トイ・ストーリー3」の公開を記念し、7月25日に前作「トイ・ストーリー2」がテレビ朝日系「日曜洋画劇場」で放送されることになった。1966年に始まり44年間の長い歴史をもつ同番組で、アニメ作品が放送されるのは初めてとなる。
同作は、玩具のウッディとバズ・ライトイヤーらの冒険を描くシリーズ第3弾で、持ち主のアンディの成長とともに不要になった玩具たちが保育園に寄付され、目の当たりにした運命を切り開いていく姿を描く。全米では、6月18日に4028スクリーンで封切られ、初日だけで興行収入約4100万ドル(約37億円)を記録。アニメ映画の初日興収としては、歴代1位の新記録を樹立した。
66年10月1日に土曜洋画劇場として始まった同番組は、2192回目で初めてアニメ作品を放送する。テレビ朝日は、視聴者の多様化するニーズにこたえるべく、従来の洋画アクション、サスペンス、邦画話題作に加えて、家族全体で楽しめるアニメーション作品の編成を検討してきたという。そして、「『トイ・ストーリー2』は7月10日に公開される夏の話題作の前作にあたり、視聴者の皆さまにお届けするタイミングとしてはこれ以上ないものです。44年の長い歴史に新しい1ページが刻まれます」とコメントを寄せている。
一方のディズニーは、「『トイ・ストーリー』はディズニー/ピクサーの原点といえる作品。『トイ・ストーリー3』の公開に合わせて、日本で最も歴史のある日曜洋画劇場で初となるアニメーション作品に選んでいただけたことは、とてもうれしく思います」と喜んでいる。7000万ドル台を記録した「ファインディング・ニモ」と「Mr.インクレディブル」を超え、ピクサー史上最大のヒット作となることが確実視されている同作にとって、どのような追い風となるのかに注目が集まる。
「トイ・ストーリー3」は、7月10日から全国で公開。
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