柴咲コウ“将軍”、「大奥」史上最長40m御鈴廊下を威風堂々
2010年5月27日 06:01
徳川八代将軍・吉宗に扮する柴咲。ナゾの疫病が原因で男の人口が激減し、男女の役割・立場が逆転した世の中で、3000人の美男子が仕える“男の園”大奥に君臨する。し烈な御三家の跡目争いを勝ち抜いた女傑だけに、質素倹約を打ち出して政治の抜本的改革に取り組むなど知性に富んだキャラクターだ。
柴咲は5月20日、選りすぐりの美男子によって構成される「お目見え」約50人がひれ伏す大奥・御鈴廊下で、将軍就任後、初の「朝の総触れ」に臨むシーンを撮影。パステル調の絢爛豪華な裃(かみしも)、長袴(ながばかま)を身にまとった面々を見わたし、「何とまあ、バカバカしいほど着飾った男どもだ」とつぶやく。他キャストよりも1カ月遅れての現場入りだけに、金子組になじめるか心配だったというが、堂々たる演技で不安を吹き飛ばした。
同作のために用意された御鈴廊下は全長約40メートル、畳にして約100畳分を誇り、過去さまざまな作品で登場したなかでも最大最長のセットになるという。男勝りの将軍が激しい足取りで廊下の中央を歩くさまは、時代劇史上でも前代未聞のシーン。襖(ふすま)や壁の絵はすべて手書きで準備したぜい沢な空間で、吉宗と二宮演じる水野は運命的な対面を果たすことになる。
気負いがあったという柴咲だが、「特に準備をするわけでもなく(笑)、それがいい感じにゆるくて、あまり構えずに済んだところかと思います」と述懐。男女逆転の設定だけに、周囲は男性ばかり。それでも、「すごく新鮮で、今のところむさ苦しさも感じません。男女逆転とはいえど女性っぽい集団というわけではなく、男らしさ、凛々(りり)しさを持っている俳優さんたちが演じているので、逆に清々しさを感じます」と語った。
時代劇初出演の二宮は、まげ姿を「すごく似合っていると思います!」と自画自賛。メガホンをとる金子監督は、「柴咲さんはワンカットで覆すパワーをもっている。二宮さんが迷ったら、キーワードは『生命力』と伝えています。柴咲さんは『絶対』をキーワードにお願いしたんですが、既にそうなっていますね」と全幅の信頼を寄せた。
6月中旬に撮了予定の「大奥」は松竹とアスミック・エースの共同配給で、10月1日から全国で公開。
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