武士道に挑んだ成海璃子&北乃きい、過酷な部活動を振り返る
2010年4月23日 13:00

[映画.com ニュース] 剣道に打ち込む2人の女子高生の青春を描く誉田哲也の小説を映画化した「武士道シックスティーン」(古厩智之監督)が、4月24日に公開される。同作に主演の成海璃子と北乃きいに話を聞いた。
2人が演じたのは、子どものころから剣道一筋で真面目な磯山香織(成海)と、天才肌だが勝ち負けにはこだわらない西荻早苗(北乃)という対照的なキャラクター。成海は、「撮影中は自分自身が磯山だと思っていたので、そのとき、その場所に立って出てくる感情、感覚を信じて演じました」。その等身大の感覚は、北乃も同じだったようで「変化の多い10代だからこそ、そのときの気持ちを大事にしたい。今やれって言われても、演じられるかもしれないけど、やっぱりあのときでしかできない役だったと思う」と話した。
2人が出会う冒頭をはじめ、剣道シーンはクランクイン前に通った道場でのけい古の賜物(たまもの)。「剣道シーンの撮影はいつも憂うつでお腹が痛くて(笑)。できない、できないと思いながらクランクアップした感じ。みんなや場の雰囲気に負けてたまるかという自分自身との戦いでしたね」(成海)、「私も周りは見えてなかった。けい古中も必死でほとんど誰ともしゃべらなかったんです。実際の撮影もその日の天気が分からないぐらい体育館に缶詰めになっていました」(北乃)と、剣道部員として過ごした日々を振り返った。
剣道を通して、かけがえのないライバルと出会い、成長していく磯山と西荻。とりわけ印象的なのが、磯山が西荻に言われたひと言で自分を見つめ直すシーンだ。2人に同じ経験があるか聞いたところ、北乃は「ないですね。人の考えは聞くけど、最後は自分の出した答えが結果になる。だから自分はあまり人に流されないかな」ときっぱり。それを聞いていた成海は、「私は現場のスタッフさんに『どうしたらいいと思いますか?』って聞いちゃう」と苦笑い。さらに、「日々迷っていますね。仕事や生きていることに対しても……」と言葉を選びながら吐露する成海に対し、北乃は「悩んで苦戦している人ほど魅力的だと思う」と話すなど、互いを尊重し合っていた。
また、中学生のころからの知り合いだという2人。「久しぶりに会ったら私の中にすーっと入ってきて、撮影中は西荻にしか見えなかった」(成海)、「人が喜ぶ顔を見ている璃子ちゃんの笑顔がすごく好き。ある日、璃子ちゃんの靴下をかわいいなと思って見ていたら、ハードな撮影の合間をぬって買ってきてくれたんです。気配りができるところは昔から変わっていないですね」(北乃)。
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