「聖闘士星矢」車田正美が描き下ろし 「タイタンの戦い」ポスター初公開
2010年4月12日 05:59
[映画.com ニュース] ギリシャ神話をモチーフとした人気漫画「聖闘士星矢」の車田正美が、同じギリシャ神話をベースに人間と神々の戦いを描いた「タイタンの戦い」のポスタービジュアルを描き下ろし、初めて公開された。
「タイタンの戦い」は、神々の長ゼウスの子として生まれながらも、人間として育てられたペルセウスが、人間として神々に戦いを挑む姿を描くアクション大作。「アバター」のサム・ワーシントンが主演し、3D版も同時公開される話題作だ。
車田の代表作「聖闘士星矢」は、週刊少年ジャンプ連載時の1980年代からヨーロッパを中心に海外でも人気が高く、「タイタンの戦い」でメガホンをとったフランス人のルイ・レテリエ監督も、大ファンであることを公言。劇中で神々が鎧(よろい)を身にまとっているのは、「聖闘士星矢」で主人公のペガサス星矢らが装着している聖衣(クロス)へのオマージュだと語っている。
また、同じギリシャ神話がベースになっていること、戦う男を描いている点など共通点も多いこともあって今回のコラボレーションが実現。車田も、「タイタンの戦い」を気に入っており、ペルセウスがメデューサの首をうち取ったシーンをはじめ、ペガサスにまたがるペルセウス、スコーピオンやクラーケンと戦うペルセウスなど、迫力満点のポスターを続々と描き上げた。
車田版ポスターは、東京地区=JR東日本渋谷駅・新宿駅ほか10駅(4月12日~25日)、大阪地区=大阪地下鉄梅田駅・なんば駅、阪急梅田駅ほか11駅(4月12日~25日)を含む全国5地域での掲出が決定。オリジナルの実写版ポスターと並んで張り出されるため、見比べることができる。
さらに、「タイタンの戦い」の劇中から、ゼウス(リーアム・ニーソン)やハデス(レイフ・ファインズ)ら神々が集うシーンの動画も初公開された。思い上がった人間たちをこらしめるべきとハデスがゼウスに進言するシーンで、その場にはアポロ、ポセイドンらオリンポス十二神が勢ぞろいしており、神々が「聖闘士星矢」を彷彿(ほうふつ)とさせる甲ちゅうを身にまとっている姿が確認できる。
「タイタンの戦い」はワーナー・ブラザース配給で4月23日から全国公開。