オムニバス映画「掌の小説」、原作者・川端康成命日に1000円サービス
2010年4月6日 17:16

[映画.com ニュース] 文豪・川端康成の短編小説集を映画化した「掌の小説」が現在、東京・渋谷のユーロスペースで公開中だ。川端の命日にあたる4月16日には、鑑賞料金が一律1000円になる「原作者川端康成命日サービスデー」が実施される。
同作は、川端の珠玉の短編122編の収めた同名短編集を、新進気鋭の4人の監督が日本を彩る桜を共通テーマとしてオムニバス形式で映像化。「笑わぬ男」(岸本司監督)、「有難う」(三宅伸行監督)、「日本人アンナ」(坪川拓史監督)、「不死」(高橋雄弥監督)の4編で、吹越満、香椎由宇、福士誠治らが出演している。昨年の第22回東京国際映画祭では、日本映画「ある視点」部門に出品された。
昨年は生誕100年の太宰治や松本清張作品の映像化が相次いだ。今年に入ってからも太宰や芥川龍之介、谷崎潤一郎の作品を映像化するオムニバス「BUNGO 日本文学シネマ」が製作されるなど文豪ブームが続くなか、没後38年を迎えてなお読み継がれる川端文学の世界にも注目が集まる。
なお、毎週金曜日の21時10分上映回終了後にトークショーも行われており、16日は第3話「日本人アンナ」の坪川監督が登壇し、撮影秘話を語る。翌週23日には、第4話「不死」の撮影秘話をテーマに高橋、坪川、三宅の3監督がそろう予定。
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