押尾事件乗り越えた「誘拐ラプソディー」、榊監督「映画に罪はない」
2010年4月1日 22:16

[映画.com ニュース] 荻原浩の人気小説を高橋克典主演で映画化した「誘拐ラプソディー」の公開を記念し4月1日、東京・新宿のライブハウスNAKED LOFTでトーク&ライブショーが行われた。トークショーでは、メガホンをとった榊英雄監督が撮影の裏話を語ったほか、フラワーカンパニーズが主題歌「元少年の歌」をライブで披露した。
借金と前科しかない男(高橋)が人生最後のチャンスと誘拐を思い立つが、誘拐した少年(林遼威)が暴力団組長(哀川翔)の息子だったため、命を狙われるハメになる。昨年8月、出演者のひとりである押尾学が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたため、榊監督が急きょ代役を務め完成にこぎつけた作品だ。
公開を直前に控え「軽い打ち上げ気分で」と観客と一緒にビールで乾杯した榊監督。リラックスした様子で、開口一番「いろいろありまして……」。昨年春に行われた約1カ月間の撮影は、天候にも恵まれたそうで「奇跡的にスケジュール通り進んだばかりか、満開の桜まで撮影できて幸先良かった」という。その後、紆余曲折あったが、お蔵入りの危機を乗り越えた現在は「映画に罪はないので。今は感動でウルウル」と万感の表情だった。
榊監督とフラワーカンパニーズのメンバーが酒をくみ交わしながら、脱線トークを繰り広げるなか、誘拐される少年を演じた子役の林がサプライズで登場すると、客席からは一斉に「かわいい!」の大合唱。林は、酒臭い大人たちに囲まれながらも「楽しんで撮影した作品なので、皆さんにも楽しんでもらえるとうれしいです。今は公開日が近づいていて、緊張してきました」。榊監督は「ほぼ出ずっぱりだったが、とにかく集中力がすごい。彼なしには成立しなかった。怒鳴ったこともあったが、よく頑張ってくれた」と林のタフさを絶賛した。
「誘拐ラプソディー」は角川映画配給で、4月3日から公開。
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