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世界のクロサワに愛された加山雄三、本番中の居眠りを暴露される

2010年3月27日 19:09

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黒澤明監督の思い出話はつきない
黒澤明監督の思い出話はつきない

[映画.com ニュース] 日本が誇る巨匠・黒澤明監督の生誕100年を記念した特集上映が、東京のTOHOシネマズシャンテでスタートした。初日となる3月27日、「椿三十郎」上映後に俳優の加山雄三と、黒澤作品のスクリプターとして知られる野上照代氏がトークショーを行い、黒澤監督との思い出話に花を咲かせた。

黒澤作品では「椿三十郎」「赤ひげ」に出演した加山。25歳の若さで「椿三十郎」に参加したが、巨匠を前に緊張感はなかったようで、野上は「本番中、居眠りしてましたよね」と暴露。加山は照れながら、「そのシーンで僕のセリフはなくて、何度も撮り直しをしていたので、つい……」と弁解し笑いを誘った。そんな加山を黒澤監督はでき愛していたようで、居眠りに気付くと「加山、眠いのか。じゃあ加山のために休憩!」と言い、3時間も休憩に入ったという逸話も明かされた。

また、加山は「撮影で使っていた本物の刀で木を何本か切っていたら小道具さんに怒られた。そこへ黒澤先生がやってきて、僕を怒るのかと思ったら小道具さんに『余計なことをするな!』と怒っていました」と黒澤監督がいかに加山に甘かったかというエピソードを明かし、会場を和ませた。

主演した「赤ひげ」について、野上は「あの役は加山さんでないとダメ」と絶賛。一方の加山は「あのころは俳優をやめようか悩んでいた時期で、(三船敏郎演じる)赤ひげは黒澤先生、(舞台となった)養生所は撮影所に思えた。映画と実人生が重なっていました。『赤ひげ』は僕にとって大きな転換期です」と振り返った。そして、「撮影前、監督から『お前は白紙でいいからな』と言われました。人を見抜く力、洞察力、全体を把握する力のある、すごい監督です」と最敬礼だ。

史上初となる全30作品を一挙上映する「黒澤明 生誕100周年記念 特別上映」は4月16日までTOHOシネマズシャンテで、4月17日~5月7日は大阪・敷島シネポップで開催される。

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