サシャ・バロン・コーエン、アカデミー賞プレゼンターを外される
2010年3月4日 16:32

[映画.com ニュース] 3月7日に行われる第82回アカデミー賞授賞式でプレゼンターを務める予定だった英コメディアンで俳優のサシャ・バロン・コーエンが、「クリエイティブ面での相違」を理由にその役目を降ろされたことが分かった。
この件を最初にスクープした米ニューヨーク・マガジンのブログ版は降板の理由について、コーエンが授賞式用に準備していた「アバター」のパロディが、「ジェームズ・キャメロン監督の逆鱗に触れることをアカデミーが恐れた」と報じた。コーエンとベン・スティラーがコンビを組んで行われる予定だったそのパロディ寸劇は、ブルーのナヴィ族の娘に扮したコーエンがキャメロン監督の子どもを宿しているという設定だったそうだ。同ブログに情報を提供した関係者の話では、キャメロン監督はその種の“自虐ユーモア”を解するタイプではなく、彼の気持ちを傷つけないためにもコーエンを切ったということだった。
だが、その後同授賞式のプロデューサーのアダム・シャンクマンとビル・メカニックがコメントを発表。コーエンがクリエイティブ面での相違で降板したことは事実だが、その理由はキャメロン監督ではなく、パロディが「オスカーナイトに披露するものとしてはMTV的すぎる」ことにあったと述べた。また、「タイタニック」製作当時、20世紀フォックスの重役だったメカニックは、「おそらく僕は、この世界でいちばんジム・キャメロンを守る必然性を感じない人間だと思うよ」と冗談めかしながらも断言。「『タイタニック』ではどれだけ苦労させられたことか。彼がユーモアを解するかどうかなんてことをいちいち心配するヒマはないし、第一あの男はそんな弱い人間じゃないからね」と話した。
いずれにしてもコーエンは、授賞式当日はロンドンに居残りということになりそうだ。
コーエン扮するゲイのオーストリア人ファッション評論家ブルーノが、モード業界に切り込む新作モキュメンタリー「ブルーノ」は、3月20日日本公開。
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