ヒュー・グラント“浮気は文化だ”に強く同意
2010年3月1日 13:09

[映画.com ニュース] 米映画「噂のモーガン夫妻」に主演のヒュー・グラントが3月1日、東京・有楽町のザ・ペニンシュラ東京で会見した。グラントの来日は、「ラブソングができるまで」以来3年ぶり6回目。“ラブコメディの帝王”は、「アメリカ西部での撮影で夢見てきたカウボーイハットがかぶれた」とご機嫌に振り返った。
グラントにとって、メガホンをとったマーク・ローレンス監督との仕事は3度目となるが「彼は僕を常に笑わせてくれるし、ナーバスになる僕の面倒を見てくれるんだ。さらに、2人とも世界観がとても暗いから好きなんです」と相性の良さを説明。ふだんはロンドンでの映画製作に強いこだわりを持っているそうで、「アメリカの田舎は素晴らしかった。僕は動物が嫌いだし、雨に濡れるのも怖いんだけれど、高原での撮影は楽しかったし別ものだった」と話した。
同作は、夫の浮気が原因で破局寸前のセレブ夫妻が殺人事件に遭遇し、殺し屋と目が合ったためにFBIの証人保護プログラムを適用して、田舎町での生活を余儀なくされる。“別世界”での生活を通し、2人が徐々に気持ちを通わせていく姿を描いたラブコメディ。妻には、サラ・ジェシカ・パーカーが扮している。
作品のテーマにからめ、浮気に関しての質問が続出。かつて俳優の石田純一が“不倫は文化だ”と発言したことについて「とても興味深いし、多分そうなんだろう。フランスやイタリアだって一緒。口に出してはいわないけれど、秘密裏に優雅に行なっている人が多いんだよ」と同意してみせた。それでも、「致命的な結末を迎えるから、不正は働かないことだ。この映画は、ラブコメだからこそ仲直りできるんだから」と“一途な愛”を説いた。
また、グラントはラブコメの魅力について「実は個人的にはあまりファンではないんだ。それなのに何でこんなに出演してきたのか分からない。でも、僕が唯一できるジャンルでもあるんだよね」と苦笑いを浮かべながら告白。現在は小説を執筆中で、「4年前から書き始めているんだけど、まだ80ページしか進んでいないんだ。早く完成させたいね」と意欲をのぞかせた。
「噂のモーガン夫妻」はソニー・ピクチャーズ配給で、3月12日から全国で公開。
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