ペネロペ・クルスが、女嫌いラース・フォン・トリアー監督新作のヒロインに?
2010年2月12日 11:51
[映画.com ニュース] ペネロペ・クルスが、デンマーク映画界の奇才ラース・フォン・トリアー監督の新しいヒロインになるかもしれない。
米映画サイトThe Playlistが、トリアー監督がデンマークのTV番組で語った話として報じたところによると、新作「メランコリア(原題)」は同監督が最初からクルスを想定して脚本を書いたもので、実際にクルスが主演するという。
同作についてはサイコロジカル・ディザスター映画だということ以外ほとんど分かっていないが、SF要素のある心理劇になるようだ。今年後半にドイツとスウェーデンで撮影を行い、2011年カンヌ映画祭への出品を目指している。
クルスといえば、最新作「抱擁のかけら」(公開中)含め4度コンビを組んだ同郷スペインのペドロ・アルモドバル監督のミューズとして知られる。女性を敬愛してやまないアルモドバル監督と違って、トリアー監督は女嫌いと称され、ビョーク、ニコール・キッドマン、エミリー・ワトソン、シャルロット・ゲンズブールら過去の主演女優たちを精神的に相当痛めつけたとも言われている。クルスとの異色の組み合わせに注目したい。