渡部篤郎&広田レオナ、雪山で遭難危機!?
2010年2月10日 19:48

[映画.com ニュース] 渡部篤郎が初めてメガホンをとった「コトバのない冬」の完成披露試写会が2月10日、都内の劇場で行われ、渡部監督をはじめ主演の高岡早紀、広田レオナが舞台挨拶に立った。
同作は2004年に撮影し、08年には第21回東京国際映画祭でコンペティション部門に選出。足掛け6年をかけて公開にこぎ着けた渡部監督は、「うれしい限りです。自主製作だったので、いつ上映するとか決めずに撮影しましたが、いつか皆さまの下に……とは思っていました」と感無量の面持ちだ。
撮影は、北海道・由仁町で約3週間にわたって敢行。落馬事故がきっかけで、ほんの少しだけ記憶を失ったヒロインと言葉を話せない男の、変化のない日常の交流を軸に描く。ヒロインを演じた高岡は、「4年くらい前かと思っていたら6年前だったとは。ようやく公開でうれしいですが、私、太っちゃいました」と照れ笑い。広田にいたっては、「9キロ太りました。まずいですよね、人として」と明かし、笑いを誘っていた。
さらに広田は、撮影中に渡部監督と二人きりで遭難しかけたことを告白。「猛吹雪のなか、スノーモービルで150キロくらい出すんですよ。視界ゼロだし、この人と一緒に死にたくない! 好きな人と死にたい! と思っていました」。さらに、渡部監督の指揮ぶりについて「演出は忘れちゃいましたが、少年みたいにかわいかったり、しっかりしていたり色々な面を見せてくれたので、好きにならないように努力しました。ほれそうになると『だまされるな!』と言い聞かせていました」と語った。
一方の渡部監督は、「遭難したのは5分くらいですよ。はぐれただけです」と釈明し、「5分!? 私には1時間くらいに感じた。だって、誰もいないんだもの」と食い下がる広田を一蹴。そして、第46回台北金馬映画祭Gala Screenings部門にノミネートされるなど、5カ国の映画祭で上映されたことに触れ「海外で『親を大事にしようと思った』『田舎を大切にしようと思った』と声をかけてもらったことがすごくうれしかった。本当にいい経験をさせてもらった」と話し、深々と頭を下げていた。
「コトバのない冬」はジョリー・ロジャー配給で、2月20日から全国で順次公開。
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