マンデラ役のM・フリーマンは社会派ジャーナリストからも太鼓判
2010年1月27日 11:27

[映画.com ニュース] 95年のラグビー・ワールドカップを通じて、対立していた白人と黒人の融和を実現させた“奇跡”ともいえるネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の実話をもとに、名匠クリント・イーストウッド監督がメガホンをとった感動作「インビクタス/負けざる者たち」の特別試写会が1月26日、都内の試写室で行われた。
アパルトヘイト(人種隔離政策)からの脱却を描いた作品だけに、国際人権救援機構アムネスティ・インターナショナル日本事務局の寺中誠局長が司会を務め、ニューズウィーク日本版の竹田圭吾編集長、「世界がもし100人の村だったら」の再話者、池田香代子氏が登壇する社会派色の強いトークショーを展開。マンデラ氏がどのように民族融和に立ち向かったのか、そしてイーストウッドが作品に込めたメッセージなどについて、当時や現在の南アフリカの情勢を説明しながらのトークが繰り広げられた。
竹田氏は、「確かに人種差別はなくなったが、現在は激しい所得格差が生まれて国自体はうまくいっていない。(予定調和のハッピーエンドを迎える本作は)“そんなに人生は生やさしいものじゃないよ”というイーストウッドからの皮肉にもとれる」と分析。「イーストウッドのファン」だと語る池田氏は、「確かに(映画で)現実を覆い隠すことはできないけれど、勇気をもらっていくという、世界を生きる我々へのメッセージなんだと捉えたい」とポジティブな発言に終始した。さらに、竹田氏の「モーガン・フリーマンのマンデラのモノマネがすごく上手」という発言を発端に、3人でフリーマンの演技を絶賛していた。
「インビクタス/負けざる者たち」は、2月5日より全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠
同僚にあまりにオススメされるので、ミリしらで観たら不覚にも秒で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

すごすぎて言葉にならない映画
【人類史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】よく考えずに転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんなあなたに…衝撃の価格破壊!】2000円→750円になる裏ワザあります
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

感想投稿で豪華賞品が当たる!
「ガンニバル」シーズン1をちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)