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諏訪敦彦監督「ユキとニナ」初日に即興演出の苦労話を吐露

2010年1月23日 19:14

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また新たなスタート
また新たなスタート

[映画.com ニュース] 「不完全なふたり」「パリ・ジュテーム」の諏訪敦彦監督と、「愛のあとに」「イヴォンヌの香り」の名優イポリット・ジラルドが共同監督を務めて完成させた「ユキとニナ」が1月23日、東京・恵比寿ガーデンシネマで公開初日を迎え、諏訪監督が舞台挨拶を行った。

両親の離婚を機に、突然日本へ引っ越すことになったパリ育ちの少女ユキ(ノエ・サンピ)が、親友ニナ(アリエル・ムーテル)と一緒に離婚を止めようと家出をし、森で迷子になってしまう。ジラルドとの出会いは2004年、諏訪監督が「不完全なふたり」に起用しようとコンタクトを取ったのがきっかけだった。「あれから長い時間が経ち、色々な挑戦があった。公開初日を迎えて、長い旅が終わったかな。新たなスタートでもありますが、まずはホッとした気持ちです」と感無量の面持ちだ。

作品の要となるのが、主演を務めるサンピとムーテルの2人。「セリフは決まっておらず、即興的に演じている。だから僕らが予期しないこともたくさん起こりましたね」と話す。当初、森をさまようユキが泣き出すというシーンが予定されていたが、「ノエちゃんが『わたしは泣かないし、泣きたくない!』って。脚本上は泣いてもらわないと成立しないし、正直困った」。結果的にサンピの意見が尊重され、まったく別の展開が描かれることに。諏訪監督は「最初はこれでいいのか心配だったし、スタッフも『意味が分からない』と言っていた。でもジラルドと一緒に『これでいいんだよな』って励ましあった。実際、ノエちゃんの行動の理由は分からなかったが、人間の行動にははっきりした理由はないもの」と振り返る。

配給のビターズ・エンドによれば、今後全国10数スクリーンまで順次公開し、50スクリーン規模での上映を目指すという。

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